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2020年02月03日

前立腺がんについて【知って損なし】

前立腺

前立腺がんについて
 

天王寺の整体、パーソナルトレーニング

テラスサロンの小林です。

 

前立腺がんについて悩まれている方へ

 

「前立腺がんの症状や治療ついて知りたい

また前立腺がんの生命予後についても知りたい」

このような事をお考えではないでしょうか?

 

本記事では前立腺がんの症状や治療について一般の方向けにまとめました!

お時間のある方は是非、参考にしていただきたい有益な記事になっています。

 

→【前立腺について5分で理解できる記事】

目次

1.前立腺がんについて【知って損なし】

前立腺とは?

1-1前立腺ガンとは何か?

上記画像の赤枠の左上に骨のような絵があると思います。

これが恥骨という骨です。

このちょうど裏側にあるのが「前立腺」で、尿道ともかなり隣接しているのが

分かると思います。

前立腺ガンは前立腺の外線という部分にできやすく、

70%の方がこの場所から始まります。

画像でいうと赤枠がその場所で、前立腺の表面やその周囲に

できやすいのが特徴です。

米国人に多いガンでもありますが、近年食の欧米化が進む日本でも

前立腺ガンが増えてきているのが現状です。

なので、発生初期は尿道を圧迫したりする事がない為、症状がない事が特徴で、

そのまま無症状で前立腺ガンと気づかずに亡くなられる方もいます。

1-2前立腺ガンの症状は?

局所進行がんと進行転移がんにわかれます。

局所進行がん

頻尿、ちょろちょろ垂れる、尿線が中断する等の症状が見られます。

このほかがんが尿道、射精管、勃起神経に浸潤すると血尿、血精液(精液が赤い)、

インポテンス(ED)等の症状も見られます。

進行転移がん

前立腺がんはリンパ節と骨(特に脊柱と骨盤骨)に転移しやすいがんです。

リンパ節に転移すると下肢のむくみ、骨に転移すると痛みや

下半身の麻痺が生じることがあります。



1-3生命予後は良好

比較的、「進行が遅いがん」と言われ、前立腺がんの発育には

男性ホルモンが関与していると言われいます。

前立腺癌が進行した症例において、手術後の

がん特異的生存率は「5年で97.7%, 10年で94.1%」と良好です。

ですが、他の疾患を持っていたりと、全身状態にもよりますので

あくまでも参考程度にお考えください。

2.前立腺がんの治療について

2-1前立腺がんの治療方法

選択しとしては手術、放射線、監視療法、ホルモン治療になり、

経過に応じて治療方法を選択していく事になります。

早期がん→手術、放射線治療(もしくは両者の併用)
     もしくは無治療経過観察(PSA監視療法)を行います。

局所進行がん→手術か外照射のいずれかに
一時的ホルモン治療を加えた併用療法を行います。

最近では早期がんや限局がんの増加に伴い手術と

放射線治療を行う患者さんが多いようです。

2-2前立腺ガンの治療費用

放射線治療を選択された場合、

保険適用か保険適用外のどちらかにわかれます。

これは放射線の種類や照射する部位によってわかれます。

具体例としては

前立腺癌のIMRT(放射線治療名)を行なった場合は保険適用となっており、

全額負担→約150万円
3割負担→約45万円、
1割負担→約15万円です。

しかし、日本には
高額療養費制度があり1ヶ月の自己負担の限度額が決められ(収入による)、
それ以上は支払わなくてよい制度があります。

3.前立腺がんの生命予後について

3-1日本人男性のデータ
日本人男性には元々少ないがんではあったが近年は増加傾向にある。

理由は食生活の欧米化が要因とも言われている。

2020~2024年には前立腺がん罹患数は約10万人となり、

男性がんのうち、第一番目の罹患数になると予測されています。

また、前立腺がん死亡数は、2020~2024年には1,5万人となり、

2000年の約1.8倍になると予測されています。

国立がん研究センターのデータによると、

男性では、40歳以上で消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)の死亡が

多くを占めるが、70歳代以上ではその割合はやや減少し、

肺がんと前立腺がんの割合が増加するようです。


3-2前立腺ガンを予防するためには

食事、運動で予防が可能ながんです。

順天堂大学泌尿器科 
堀江重郎先生によると、

食事は野菜の摂取が重要で、ブロッコリー、

小松菜などのアブラナ科の野菜、

トマト、大豆は特に予防効果が高いと考えられています。

野菜に含まれている機能因子と呼ばれる物質が前立腺の

「発がんの過程を抑える」ことが報告されています。

また牛乳(カルシウム)の過剰摂取は前立腺がんのリスクを高めるようです。


もう一つは運動です。

すでに前立腺がんの治療を受けている方も、

「進行を予防」することにも有効です。

1日15分程度、速足をするだけでも効果があります。

あとは定期的な検診が大事です。「前立腺がんは初期症状」が少ない為、

重要になります。

ポイントまとめ☝

1.前立腺がんは近年日本人に増えている。

2.初期症状はない場合が多く、進行すると尿漏れ等の症状から、
  下半身の麻痺まで生じる場合がある

3.全身状態にもよるが術後の生命予後は良好。放射線治療費は高額である 
  が保険適用でき、収入に応じて支払う仕組みになっている。

4.予防には運動と野菜の摂取が重要で、定期的な検診は必須。

こんな感じです。

すでに症状がでている方はすぐにお近くの泌尿器へ

これから前立腺がんを予防したい方は生活習慣の見直しを図りましょう!

TERASU salonではカラダに関するお悩みの
無料カウンセリングを理学療法士が行っています。


というわけで今回は以上です。
  

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